FP2級は難しい?試験内容から見た効果的な勉強法と合格のポイント


このページではFP2級の試験について詳しく解説しています。

3級と比べると難易度は一気に上がりますが、その分取得のメリットも大きいです。

それでは一つずつ見ていきましょう!

FP2級の概要

受験資格

FP2級は受験資格が定められているので、そもそもそれを満たしてないと受けることができません。

必要な受験資格は次の4つのいずれかを満たす人

・FP3級を合格した人

・FP業務経験2年以上の人

・日本FP協会認定のAFP認定研修を修了した人

・厚生労働省認定の金融渉外技能審査2級を合格した人

恐らくほとんどの人が太字の2項目のどちらかを満たして受検するのではないかと思います。受検する前に自分が受験資格を満たしているかしっかり確認しましょう。

 試験範囲

FP2級はFP3級とおおまかな出題範囲はそれほどかわりません。

試験内容は大きく6つのテーマに分かれています。

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスク管理
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業継承

試験ではこれらのテーマからまんべんなく出題されるので、3級と同様に合格のためには幅広い知識が必要となります。

 試験団体

試験は「FP協会」と「金財」という2つの団体が行っています。

学科試験はどちらの団体も共通ですが、実技試験はFP協会が「資産設計提案業務」、金財が「個人資産相談業務」「中小事業主資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」という4つの形で分かれています。

どの実技試験を選ぶかは受検者の自由です。

 出題形式

問題形式は学科と実技で大きく異なります。

学科試験はマークシート形式で1問1点の4択問題が60問あり36点以上で合格。

実技試験は記述式でFP協会の場合、40問100点満点で60点以上、金財の場合は15問50点満点で30点以上で合格です。

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難易度や合格率

FP2級の難易度はそれなりに高いです。

「それなり」というのはしっかり勉強すれば普通に受かりますし、逆に不十分なら落ちるという意味です。

6割以上で合格なので狭き門という感じではないですが、3級に比べると格段に難易度があがっています。3級と違い、勘で正解できる確率がかなり下がっているので、合格するにはちゃんとした実力が必須です。

 2017年9月2018年1月2018年5月平均合格率
学科試験(FP協会)47.82%45.63%42.93%45.46%
学科試験(金財)30.21%28.53%28.24%28.99%
実技試験「資産設計提案業務」(FP協会)58.34%57.45%51.68%55.82%
実技試験「個人資産相談業務」(金財)51.29%31.72%23.87%35.62%
実技試験「生保顧客資産相談業務」(金財)37.48%50.20%45.47%44.38%

*受験者の少ない実技試験「中小事業主資産相談業務」と「損保顧客資産相談業務」は割愛

実際に直近3回分の結果を見ると学科試験が3~4割、実技試験がだいたい4割ほどの合格率になっています。このことから学科と実技の同時合格率約20%ほどだと推測できますね。

5人に1人しか受からない試験だと考えると結構難しい試験であることが分かります。

ちなみに全体的にFP協会のほうが合格率が高いですが、受験者の質の違いであって金財よりFP協会の試験のほうが簡単というわけではないです。この傾向は3級でも同じですが、おそらく企業などの団体申し込みが金財に多く、やる気のない受験者が混じっていることがこの結果の差につながっているんじゃないかと思っています。

FP2級取得のメリットは?

FP2級を取得することによるメリットは大きいです。

まず印象面ですが、FPの場合3級は合格率が非常に高く「誰でも受かる」というイメージが定着してしまっています。一方2級はそれなりに難しく、持っていると「しっかりした知識のある人なんだな」というイメージで受け取ってもらえます。就活のときなどのアピールという面では2級と3級では大きな違いです。

また実務面でも、2級からであれば肩書きとしてしっかり名乗れる資格となります。会社の昇進試験などでも、求められるのは2級までのことがほとんどです。

FPの資格は金融関係を中心に幅広く活用できるものなので、大きなアピールとなる2級はぜひ取得しておきたい資格ですね。

実技試験の選択で悩まない

FPを受ける際に悩むのが実技試験をどれにするかという問題。2級では3級よりさらに選択肢が増えるので、受検者にとっては悩みどころです

しかし3級と同じくこれについて悩むのは時間の無駄

試験ごとの合格率に若干の違いはありますが、難易度が大きく異なるわけではありません。

ただ受検者数のデータを見ると分かりますが、金財の「中小事業主資産相談業務」と「損保顧客資産相談業務」は受検者数がかなり少なくなっています。

 受検者数(2017年9月)受検者割合
「資産設計提案業務」(FP協会)1551237.2%
「個人資産相談業務」(金財)1605938.5%
「中小事業主資産相談業務」(金財)21945.3%
「生保顧客資産相談業務」(金財)753318.1%
「損保顧客資産相談業務」(金財)3690.9%

そのため、もしこだわりや企業の指定などがなく、どれにしようか悩んでいるのであればFP協会の「資産設計提案業務」、金財の「個人資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」の中から選ぶのが無難です。過去問を見て、一番自分が解きやすそうなのを選ぶといいでしょう。

いずれにせよ、実技試験の選択ではそれほど悩まず早く試験勉強に移るほうが得策です。

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3級取得者は有利

FP3級を持っている人はかなりのアドバンテージです。

3級と2級で範囲が大幅に変わるわけではないので、試験範囲に関する予備知識を十分に持った上で臨むことができます。

ただ3級と2級の受検間隔があいてしまうと、3級の時に勉強した制度や法律が変わっている場合もあるので、その点は注意が必要です。

3級の知識を生かすためにも、可能な限り3級を受かった次の試験回で2級にチャレンジしましょう。

勉強法は?

FP2級を勉強するにあたっては、まず教科書問題集の2冊の参考書を用意しましょう。

参考書は色々発売されていますが、古くなればなるほど今と制度が変わっている可能性があるので、可能な限り最新版を購入したほうがいいです。

本屋で自分好みの使いやすそうな本を選びましょう。

もし本屋に買いに行く時間がなかったり、どれを購入しようか悩んでいる方には、「みんなが欲しかったシリーズ」がオススメです。

FPの参考書の中では鉄板シリーズで、私も実際に使って勉強しましたが、分野ごとに綺麗にまとめてあって使いやすく非常に重宝しました。

具体的な勉強法としては、まず一回FP2級の教科書を熟読します。

その際に細かな事項まで暗記する必要はないです。理解することを意識して読み進めましょう。

熟読が終わったら、その後は問題集中心に切り替えます。

初めは問題集の中でも、計算問題から取りかかりましょう。

2級の計算問題は勘では絶対に得点できませんが、出題される問題の形はある程度決まっているので、計算問題が確実に解けるようになると合格が一気に近づきます。

計算問題がある程度大丈夫だなと自信がついたら、残りの過去問に移ります。

問題を解きながら、不明点を一個づつ消していくというイメージです。面倒くさいと思わず、疑問に思った項目は教科書の該当ページでしっかり確認しましょう。

このような形で過去3回分程度の過去問にしっかりと取り組めば問題なく合格ラインに到達することができます。合格に必要な勉強時間は、FP3級取得者で50時間、FP試験が初めての人だと100時間くらいが目安になるでしょう。

 合格のポイント

試験時間は多少意識すべし

試験時間は学科が120分で実技が90分となっています。

学科に関しては3級の試験と同じですが、問題数が増え難易度も上がっているので、3級の時ほどたっぷりと時間が余るという状況にはなりません。実技を含め、急いで解かないと終わらない試験ではないのでそこまで心配する必要はないですが、3級の時の感覚でのんびり解くことのないよう注意しましょう。

電卓は必ず必要

3級の試験では電卓がなくてもなんとかなりますが、2級だとそれでは相当厳しいです。なので必ず試験には電卓を持っていきましょう。ただ電卓の機能によっては持ち込み禁止の場合もあるのでその点は注意が必要です。

そして持ち込む電卓は必ず事前に触っておきましょう。普段スマホで計算している人がいきなり慣れていない電卓を使うと、時間もかかりますし入力ミスの危険性も高まります。電卓とはいえ押した数字が違っていたら元も子もないので注意が必要です。

もしこれからFP2級のために電卓を買おうと思っている人がいるのなら、次のような機能を持っている電卓を選ぶといいでしょう。

・12桁計算できる(最低でも10桁以上)

・0のキーが複数ある(0,00,000など)

・ひとつ前に戻れる機能がある

これらはちょっとしたことですが、電卓を使う上で結構役立ちます。

試験に必須ではないですが、電卓選びの一つの基準にしてください。

独学が苦手な人、どうしても一発合格したい人は?

ここまでは、FPの試験内容を独学で勉強する人向けに学習法などを紹介してきましたが、中には独学が苦手な人もいるかと思います。また就活や昇進試験などへの影響から、日程的にどうしても一発で合格しておきたいという人もいるでしょう。

そういった人は通信講座オンライン講座の受講を考えてみるのも一つの手です。

たとえば通信教育で有名なフォーサイトは、全国平均の約2.5倍という非常に高い合格実績を残しています。その数字から見ても合格のノウハウを熟知していることは明らかで、どうしても合格したい人にとっては非常に魅力的ですね。

また、「IT×脳科学」という全く新しいアプローチで急成長している資格スクエアというオンライン講座もあります。こちらはスマホやPC、タブレットがあればいつでも隙間時間に学習できるので人気を集めています。

今回は2つの講座を紹介しましたが、興味を持たれた方はぜひどちらが自分に合っているのか比べてみてください。

もちろん受講したからといって100%合格できるわけではありませんが、合格への近道になることは間違いないでしょう。

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