「証券外務員一種」の効率的な勉強法と合格のカギとは?


このページでは証券外務員一種の資格試験について解説しています。

金融機関に内定をもらった大学生で、入社までにこの資格を取ってこいと言われた人も多いのではないでしょうか?

難易度はそれなりに高い試験ですが、合格のカギをつかんで効率的に勉強すれば誰でも合格することができます。

それでは一つずつ見ていきましょう。

証券外務員一種の概要

証券外務員一種とは?

証券外務員一種の資格は、金融機関で外務員として働くうえでは欠かせない大切な資格です。

二種や特別会員の資格が外務員としての活動に一部制約があったのに比べ、一種を持っていれば外務員としてのすべての職務を行うことができます。

イメージとしては、二種合格で半人前、一種合格で一人前といったところでしょうか。

そういった点で、多くの金融機関ではこの一種の取得が求められますので、頑張って合格を目指しましょう。

出題科目

証券外務員一種の試験内容は、大きく3つの出題科目からなります。

一つ目が金融商品取引法などの「法令・諸規則

二つめが株式や債券といった「商品業務

そして最後が、証券市場や経済の知識を問う「関連科目」です。

試験範囲の大まかな出題科目は二種の試験と変わりませんが、一種では商品業務に「デリバティブ取引」が加わってきます。ここが二種と一種との最大の違いです。

また、それ以外の範囲の問題に関しても、二種より一種の方がより実務的で専門的になっているので、難易度としては高いものになっています。

試験形式

問題は○×の2択問題が70問と5択の問題が30問計100問。配点は○×が2点で5択が10点の440点満点で、308点(70%)以上の得点で合格です。

また試験はテストセンターのパソコンで行われ、試験時間は2時間40分と非常に長丁場の試験になっています。

試験自体は土日祝日や年末年始を除いて基本的に毎日受験することが可能ですが、一度不合格になるとその後30日間の受検禁止期間が設定されています。

なので数打ちゃ当たる精神で連続して受けることはできないので、受験する人はいつ合格したいのかを考えて計画的に勉強を進めましょう。

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難易度や合格率

証券外務員一種の結構難しい試験ですが、合格率は40%ほどで割と高めになっています。

これは受検者に金融機関の従業員や金融機関を志望する大学生などが多く、自分の将来に直接的に関わるため真剣取り組んでいるからだろうと推測されます。語学系の検定などと違って、記念受検みたいな形で受ける人は非常に少ないです。

なので実際に受検した実感でいうと、普通だったら合格率は20%ほどになる試験ではないかと思っています。

ただ70%以上の得点で誰でも合格できることから、際立って難しい試験というわけでもありません。問題自体も二種よりは難しくなっていますが、難問と言えるような問題はほとんどなく、しっかりと勉強すれば誰にでも合格できる試験となっています。

証券外務員一種を取得するメリット

一種を取得することができれば、金融機関の外務員として何の制約も受けずに活動することができます。

そのため金融機関で働く人にとっては、重要な免許のような資格です。

実際に多くの金融機関ではこの一種の取得を求めていますし、取得するか否かで会社からの評価は変わってくるでしょう。

また就活生にとっては、自分が金融機関を希望しているということを強く示すアピール材料になります。一種を取得していることで、入社後の一つのハードルを既にクリアしていることになり、採用担当者の側から見ても安心して採用することできます。

また他の同期が一種取得に向けて学習している時間を他のことに当てれるため、入社後にスタートダッシュできる可能性も高まります。

こうしたことから、金融機関を希望する人はぜひ積極的に一種取得に向けて取り組むことをオススメします。

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効率的な勉強法

まずは教材を準備

具体的な勉強法に入る前に、まずは学習を始めるにあたって教材を準備しましょう。

一種合格に必要なのは教科書問題集の2冊。

自分で買ったり、会社から支給されたりして既に持っている人はそれで全く問題ないですし、

もしまだ持っていなければ、下のシリーズが人気がありオススメです。

私も実際一種の試験前にこれらを使って勉強しましたが、要点をしっかり押さえていて非常に分かりやすかったです。

教科書

問題集

二種取得者向け勉強法

証券外務員二種を既に持っている人は、一種合格に向けてかなり有利なスタートを切ることができます。

しかしながら、そうはいっても侮ることはできません。

二種で出題されなかったオプションデリバティブといった分野が全体の4割ほどを占めるので、ここの対策ができなければ一種の合格はできないからです。

極端に言えば、一種取得のための学習はこの一種特有の分野だけ勉強しておけばいいといってもいいほどです。

とにもかくにも、一度一種特有の範囲がどんな内容かを教科書を読んで把握しましょう。

この段階で細かく理解する必要はありません。

そのあとはまず一種特有分野の計算問題の攻略です。

計算問題が一種合格のカギであり、一番対策のしやすい部分でもあるので、とにかく計算問題が来たらラッキーと思えるまで徹底的に問題集を解きましょう。出題される型はだいたい決まっているので、解きながら解法のパターンを暗記していくというイメージです。

次に、一種特有分野の計算問題に自信が持てたら、次に二種と同じ範囲の計算問題をもう一度復習します。解き方を忘れている問題がないか確認するように一通り解いていきます。

こうして計算問題に自信を持てる状態になれば、合格はかなり近づいています。確率的にはこの時点で70%以上合格できるのではないでしょうか。

最後は問題集を中心に○×問題5択の文章問題を解いていきます。

二種を受けた人は感覚的に頻出分野などが分かっているかもしれませんが、二種のときよりも若干深めな問題が出されるので、その都度教科書で確認しましょう。

こうして文章問題もある程度自信がついてきたらいよいよ受検です。

文章問題は計算問題のときほど完璧にしなくても十分合格ラインには到達します。

勉強時間は、二種合格から間が空いていない人であれば20~30時間あれば十分でしょう。

二種取得のアドバンテージを生かすためにも、できれば二種取得後すぐに一種取得に向けて動き出したいですね。

いきなり一種を受ける人向けの勉強法

まずは何がともあれ、初めてに教科書を一通り読みましょう。

細かい事項を覚えようとするとなかなか読み進めれないと思うので、流し読みで大丈夫です。とりあえず試験範囲の全体像をつかむことを意識しましょう。

金融経済分野の勉強になれていない人はこの時点で心が折れそうになるかもしれませんが、あきらめなくても大丈夫です(私もそうでした)。

一通り全体像がつかめたら、次に計算問題を解けるようにしましょう。

一種の試験では計算問題が毎回10問ほど出題され、どれも配点の高い10点問題です。

また計算問題は出題形式がほぼ決まっており、解法をしっかり身につければ安定した得点源にできます。問題自体もそこまで複雑な計算を要するものはないので、数学が苦手な人でも十分対応できます。

計算問題にある程度目処がついたら、次は一種特有分野の文章問題です。出題される割合が高い分野なので、問題集を解きながらどこが頻出なのかを掴みましょう。

一種特有分野が8割ほど大丈夫となったら、残りの分野の文章問題対策です。

学習の順序としては、教科書を読み込むよりも、問題を解きながら教科書を振り返る方が圧倒的に効率的です。証券外務員試験においては、往々にして過去問や問題集の問題がそのまま試験で出題されるケースがあるので、解けば解くほど合格に近づきます。

手ごたえとして、計算問題は完璧、文章問題はなんとかなるかなと思える状況になったら合格ラインに到達している証です。テストセンターに受検しに行きましょう。

合格までの勉強時間の目安は100時間ほどだと思います。

もちろん事前の経済金融分野の知識がどれだけあるかによって変わってくると思いますが、まずもって一夜漬けや2、3日集中しただけでは合格できる試験ではないです。

最低でも1か月ほど前から学習日程を決めて取り組みましょう。

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合格のカギは5択問題と一種特有分野

証券外務員の試験では5択の10点問題をどれだけ正解できるかが合格のカギになっています。これは一種も二種も同様です。

そして一種の試験では5択の30問のうち、10問ほどが計算問題、残りが文章問題になっています。勉強法のところでも書きましたが、計算問題に関しては形式が決まっていて対策がしやすいので、ここで絶対に落とさないようにしましょう。

また文章問題では、5択の中から2つ選択肢を選ぶ問題も出題されます。こうした問題では最低限1つは正解できるように、文章を何度も見直しましょう。

加えて、一種の試験では一種だけの特有分野が全体の40%ほど出題されます。これは出題範囲における一種特有分野の割合よりも大きいです。よって一種特有分野を重点的に勉強して得点源にすることも合格のカギになるでしょう。

試験を申し込むタイミング

特定の試験日が決まっておらず、いつでも自分のタイミングで受検できるのが証券外務員試験のいいところでした。

ただ逆にそのせいで、いつ受検するべきかタイミングに悩んでいる人もいるかもしれません。

受検を考えている人の中には、「早めに一回試しに受けてみよう」と考える人もいるかもしれませんが、それは絶対に止めましょう

受検料が一回で8704円もする高額な試験ですし、自分のタイミングで受検できるというせっかくのメリットを無駄にしてしまうことになるからです。

じゃあいつ受検すればいいのかというと、私が思うベストなタイミングは「計算問題に自信が持てた日の2週間後」です。

そうすれば、その後の文章問題対策がちょうど終わった良いタイミングで受検日を迎えることができます。

また仮にその2週間が怠けて勉強が全く進まなくても、高配点の計算問題がしっかり解けるため、なんとかギリギリで合格ラインに到達する可能性が十分に残ります。

人それぞれ予定があると思うので一概には言えませんが、このことをぜひ受検日程を組む際の参考にしてみてください。

勉強時間が十分確保出来ない人は

証券外務員一種の試験は決してすぐに受かるような簡単なものではないので、合格にはそれなりの勉強時間が必要です。

しかし受検を考えている人の中には、実際に金融機関に勤めている人や就活生など日々の生活が忙しい人も多く、勉強時間が十分に確保出来ないという人も多いかと思います。

そういった人は、一度「通勤講座」を検討してみるのも一つの手だと考えています。

初めて聞く人もいるかもしれませんが、「通勤講座」とは文字通り通勤時間などのスキマ時間に効率よく学習することを売りにしたサービスです。

スマホやタブレットで受講できるので、通勤時間に限らずいつでもどこでも好きなタイミングで学習することができます。

忙しい人にはピッタリですし、オンライン資格講座なのでいわゆる普通の通信講座よりも料金がかなり抑えめで、近年非常に注目を集めているサービスです。

無料おためしもあるので、気になった方は一度登録して、自分の生活の中で上手く活用できるかどうか試してみるといいでしょう。

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